■販売のきっかけ

 

この商品を販売するにあたってきっかけになった人がいます。
少年T君です。
彼は、地元田子町から南部町の福祉施設に通っています。
彼が小さい頃から見ていますが、ハキハキと返事をする元気で素直な子です。  

 

ある日ばったり会って話をしたところ、
毎日片道1時間かけて、バスと電車と徒歩で施設に通っているそうで、とても関心したのを覚えています。

 

別の日、カフェから出る際にカウンターで売っていた洋菓子を買って帰りました。
その洋菓子がとても美味しかったので、裏のラベルを見ると
T君が通っている福祉施設で作られていたものでした。

 

気になって調べてみたところ、その施設では
自分たちで栽培・収穫した野菜や果物を加工して販売しているとのこと。
すぐにT君のお母さんに連絡をし、施設の理事長さんに連絡を繋いでいただきました。

 

理事長・林さんは、施設「三本の木」を
・やさしさ
・いたわり
・思いやり

という3つの心を理念とし、作られたそうです。

 

福祉施設についてはこちらからどうぞ↓ 

 

T君のこと、施設のこと、理念や考え方など…
驚いたのが、和の郷の理念(考え方)と似ているところが多かったことです。

 

・関わる人たちの幸せのために働くこと
・農業を含め人の生活を守っていくこと
・子どもでも安心して食べられるものを作ること


他にも共通する思いが多々ありました。
作業場を覗かせていただきましたが、
とても暖かい雰囲気で、笑顔が多かったのを覚えています。

ひとつネックだったのが、せっかく作った商品を南部地域周辺でしか販売出来なかったことでした。

そこで通信販売をしていた和の郷で、この商品たちを販売できないか伺ったところ、
快く販売の許可をいただきました。

ご縁があり、たくさんの想いがつまった安心・安全の商品になります。